こんにちは、麻夢です♪
もう15年くらい前になると思いますが、友達と3人で、とある山深い温泉宿に泊まりに行きました。(写真の場所は関係ないです、他県です!)
小さな露天風呂が付いた離れのお部屋で、完全プライベート空間! 買い込んだビールや酎ハイを飲みながら、ワイワイと夜更かし女子トークを楽しみました♪
寝室は階段を上って2階…ロフトっていうのかな。お布団が川の字に敷いてあって、3人仲良く並んで就寝しました。
翌朝、超寝坊助なはずの私が、ちょっと早めに目覚めました。
(もうちょっと寝たいな。でもトイレ行きたいな。トイレは1階か…面倒臭いな。ちょっと我慢して、限界が来たらトイレに行って、そのまま起きよう…)
そんな感じでゴロゴロしていると、1階から階段を上がってくる足音がしました。
(なんだ、もう誰か起きてんじゃん。じゃぁ私も起きよう♪)
寝返りをうって、目を開けました。お友達は2人とも、まだ布団の中にいます。
(あれ?寝てる? じゃぁ…今、階段のところにいるのは誰?!)
むちゃくちゃ焦りました。
(侵入者だろうか? 鍵はかけてたはず。寝る前にちゃんと確認したもん。でも、でも、もう1人おる。むっちゃ怖い。何しに来たと? 強盗? とにかく戦わなくちゃ!)
(足音は1人分…敵が1人なら、3人でかかれば勝てるはず! 2人を起こさなきゃ!)
(でも待てよ、寝てたらお金だけ盗って、そのまま出てってくれるかもしれない。無傷で助かるんなら起こさない方がいいのかな…)
すっごい頭グルグルになってたら、友達の1人が突然、ガバっと起き上がりました。その気配に、もう1人も目を覚ましました。
(ぎゃぁぁぁぁっ! もう3人で戦うしかないっ! やるぞこらぁっ!)
私もガバっと起きたのですが… 部屋には3人しかいませんでした。
(逃げやがったか、こんにゃろめーっ!)
でもトイレにもお風呂にも誰もいない、鍵もかかったまま… 念のため、起きる前に1階に降りた人~って聞いてみたけど、2人とも行っていませんでした。
じゃぁ、あの足音はいったい…?
足音のことを2人に話すと、1人が言いました「あぁ、最初からいたよ。2人が怖がると思たから、言わなかったんだ。無害そうだったし~」
この子、ずっと観えてたーっ (T T)
でも黙っててくれて、ありがとう。知らされてたら楽しい酒なんて飲めなかったよ…
※ 記事一覧(カテゴリー別)
※ 広告